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栃木県のお国柄

栃木県の県民性。案外、栃木県内にいるとどんな県民性なのか、意識しないものです。ここでは、北関東三県の県民性を比較していきます。

まず、東隣の茨城県。「茨城の三ぽい」が有名です。「怒りっぽい、忘れっぽい、飽きっぽい」。これは、「怒りっぽい、理屈っぽい、骨っぽい」で知られる「水戸っぽ」に由来しているようです。桜田門外の変や天狗党の乱からイメージしやすいですね。

次に、西隣の群馬県。「義理人情」「ばくち好き」「勢い」「かかあ天下」などがキーワードでしょうか。「かかあ天下」は、養蚕・製糸・織物といった女性が主たる担い手であった絹産業がかつて盛んであったため、活発で働き者の上州女性を指す言葉となりました。「義理人情」「ばくち好き」「勢い」については、総理大臣経験者が4人おり、明治維新の立役者である長州の山口県、日本最大の都市である東京都についで3位であることと関係があるかもしれません。政治家向けの気質ですね。

最後に栃木県。「個性がないのが個性」と言われるように、シャイで無口でおとなしいというイメージがあるようです。理由としては、かつていくつかの小藩や幕府領が割拠しており、一つの共同体としての特徴が生まれにくかったためとされています。確かに、両隣の県に比べて歴史の主役になる出来事が少ないので、これは当てはまっているかもしれません。

このように三県を比べてみると、栃木県は地味なイメージになるようです。しかし、逆の見方をすれば、「控えめ」「真面目」「誠実」といったキーワードが浮かんできます。言い換えると、信頼されやすい気質が県民性ではないでしょうか。

※上記内容は、以前別の屋号で書いたブログと同じ内容になります。