なんとなくを攻める~ネーミングの効果~
中小企業にとって特に大切なのは、自社の良さを顧客にどのように伝えるかです。
中小企業は大企業のようにブランドがありませんからね。
この前行った事業者さんも、旅館でしたが旅行代理店のHPでどのように自分を説明するかに苦心していました。
そこで感じたのですが、文章で説明するよりもネーミングに知恵を絞った方が近道なんじゃないかと。
ネーミングってバカに出来なくて、変わったネーミングでもふーんって流すことが多いと思います。
でも、そのネーミングから受けるイメージって潜在意識に残っていて、後で行動に繋がることってよくあると思うんですよね。無意識に。
例えば、ユニクロのヒット商品にヒートテックってあるじゃないですか。
これも今ではすっかり定着していますが、この商品の歴史って10年そこそこですよね。
この商品が出た当初、それまでにあった言葉でジャンル分けするのであれば、ももひきだったり靴下だったり肌着だったりしたわけです。
でも、いくら革新的だったとしても、ももひきなんて言ったらだれも買わないじゃないですか。
ヒートテックっていう、なんかおしゃれだなーという言葉のイメージがあったからこそ大ヒットしたと思うんですよね。
もちろん、機能面・デザイン面で大変先進的な商品であったことは間違いないでしょう。
でも、それ以上に消費者が買うのはイメージによる部分が多いということは言えそうです。
ネーミングにまで配慮できるって大企業だからこそ、と思われるかもしれないけど、ブランドがない中小企業こそ、こういう「届かせる」努力が必要なんじゃないかなと思います。
※上記内容は、以前別の屋号で書いたブログと同じ内容になります。