考える時間がないは言い訳
中小企業の経営者における大きな問題点は、日々の目の前の雑事に忙殺されてじっくり経営について考える時間がないということです。
経営が厳しい中小企業ほど経営者が身を削って働いて業績向上に貢献しようとしますが、このままだと自社の経営について考える時間が取れません。
その結果ますます経営が悪化して、もっと働かなければならないという悪循環に陥るのです。
やはりうまくいっている経営者というのは、常に自社の経営改善方法を考えています。
多忙の中でもこの時間だけは確保しています。
そのため、経営について考える時間を取れない経営者がまず考えるべきことは、経営そのものよりもどうすれば時間が取れるようになるかでしょう。
これらのうまくいっていない企業は当然ながら生産性は極めて低いです。
日本のサービス業の生産性の低さは国際的にも際立っており、現在政府はこの解消に動いています。
ターゲットはこのような企業です。
補助金をはじめとする様々な支援制度があります。
それらを利用して、まず少しだけ生産性を上げることです。
そうすれば少し時間ができます。その空いた時間で経営について考えるのです。
経営について考える過程で効率化についても考えることになるでしょう。
そしてまた時間が空いたらさらに経営について考えることができます。
この繰り返しの作業が必要でしょう。
まずは、どうすれば時間を取れるかを考え、無理やりにでも時間を取ることが必要です。
※上記内容は、以前別の屋号で書いたブログと同じ内容になります。