祝!栃木ブレックス~スポーツの力~
昨日5月27日、バスケットボールのBリーグ初代王者に栃木ブレックスが就きました。近年の栃木県のスポーツの勢いは大変なものがあり、昨年は作新学院が甲子園優勝に輝きました。私が学生だった90年代は他のスポーツも含めパッとしない印象があり、栃木はスポーツに強くないんだと思っていました。いや、スポーツ以外もこれといった特徴がない県であり、それが複雑な故郷に対する感情を作っていました。このように、何か突出したものがないのが栃木県だと思う栃木県民は多いのではないでしょうか。
しかし、野球やバスケットボールなどのメジャーなスポーツでここまで突出した成績が出てくると今後は違うかもしれません。もちろん、偉業を成し遂げたのはごく一部のスポーツ選手たちで、一般の栃木県民とは何の関係もありません。しかし、人は他人と共通点を見出して同一化できる生き物です。同じ栃木県民、自分たちもやればできるんじゃないかという意識が、ものすごく薄くではありますけれども、潜在的に刻み込まれるのではないかと思うのですね。例えば、戦後の水泳選手に古橋 廣之進という世界記録を連発した選手がいました。彼が活躍したのは敗戦直後であり、日本人が自信を失ってた時期です。彼が大活躍したことによる日本人の潜在意識に与えた影響は大きなものがあると思っています。
たかがスポーツ。されどスポーツ。
スポーツによる影響力は目に見える以上のものがあるのかもしれません。
※上記内容は、以前別の屋号で書いたブログと同じ内容になります。