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顧問先様にどんな会社になって欲しいか

ポテンシャルを発揮して欲しい

多くの中小企業を見てきて感じたことが一つあります。それは非常にもったいないということです。なぜなら、中小企業が持つポテンシャルが十分に発揮されていないケースがあまりにも多いからです。その理由は、自社の特徴を活かせていないためです。特徴の具体例としては、品質、ブランド力、技術力、地元との繋がり、サービス力、目利き力、発想力、開発力など様々あります。これらは他社が持っていない強みになることが多く、競争に勝つにはこれらの強みを軸にビジネスを展開するのが基本です。しかし、それらをうまく活かせないと、悪く言えば宝の持ち腐れの状態となり、競争上も不利になります。このような会社が、自分たちの強みを自覚するとともに、その活かし方を知ることで中小企業のポテンシャルは大いに発揮できることになります。ポテンシャルが発揮できれば、言うまでもなく大きな利益もついてきます

そもそも、あらたま会計事務所のあらたまという文字は漢字で璞と書き、磨かれる前の原石を意味する言葉です。原石であるとは潜在能力を発揮できていない状態です。原石を磨いて宝石になる、同じようにポテンシャルを発揮して大きく飛躍する。その想いを込めて事務所の冠をあらたまとしました。顧問先様には是非ともポテンシャルを最大限に発揮し、業績をどんどん伸ばして欲しいと思います。

人間性を大切にして欲しい

ビジネス上の繋がりは基本的には金銭を媒介にした繋がりです。そのため、経済性合理性を価値判断の最上位に置くことも多いでしょう。具体的に言えば、自社を一番儲けさせてくれたりとか、一番安くやってくれるところを選ぶということです。これはこれとして一つの判断基準ではありますが、我々の顧問先様には別の価値観も持って欲しいと考えます。それは人間性を大切にして欲しいということです。人間性とはいかにも曖昧な表現ですが、大したことを言っているわけではありません。約束を守るとか、頑張ってくれたら感謝するとか、困っていたら何とかしてあげたいとか、普段感じていることを大事にすることです。なぜこんな当たり前のことを言うかというと、この価値観をしっかり自覚して大事にしようとしないと、いつの間にか経済合理性だけで判断することになりかねないからです。その結果、顧問先様が不幸になってしまうかもしれません。経済合理性はあくまで幸福になるための価値観の一つに過ぎず、他の価値観とのバランスを取る必要があるからです。我々は顧問先様に幸福になって欲しいと考えているので、経済合理性だけではなく人間性も大事にして欲しいと考えています。