小手先ではなくマインドに目を向けているか
中小企業の経営者を相手にしていると、中には経営力が必ずしも高くない経営者と会うこともあります。
例えば、PCが使えず仕事が非効率になっているのに、周りからいくら言われても使おうとしない経営者。
資金繰り表作成を依頼しても、理由をつけてやらなかったり外部の人間にやらせようとする経営者。
こういう面倒な経営者を相手にする場合、結局経営者のいうことを聞いてしまい、甘えさせてしまうことがよくあります。
担当者はグチを言ってすぐ忘れてしまいますが、重要なことに気付いていないのです。
キーワードは「危機感」です。
このような経営者は例外なく危機感が薄いです。
危機感を持てば、どうすれば経営が楽になるか考えるようになります。
次に、その考えを実行に移します。
実行に移せば結果が分かります。
うまくいかなければまたどうすればよいか考えます。
また実行に移します。
この繰り返しをしていればいつか良い方法にたどり着くでしょう。
しかし、思考停止になってしまっていてはずっと現状のままです。
思考停止を招くのは危機感が薄いためです。
危機感の薄さは小さなことにも表れます。
全く見えないということはありません。
担当者も何となく気付いていることは多いですが、その重要性、本当の危険性を自覚しているケースはあまりないのです。
ある意味ひとごとになってしまっているのでしょうね。
大切なことは小手先ではなく経営者の意識を変えることです。
手間もかかるし決まった方法があるわけではありません。
とても難しいですが、これをしない限り変化はないでしょう。
※上記内容は、以前別の屋号で書いたブログと同じ内容になります。